ここでは、ソーラーシェアリングのメリット・デメリットを紹介させていただきます。
ソーラーシェアリングに関心がある農家の方々のお力になれれば幸いです。
農作物を育てて収穫する「農地」に太陽光パネルを設置し、
農業と太陽光発電を同時に行なう太陽光発電の方法。
営農型太陽光発電ともいわれる。
ソーラーシェアリングの設置費用の目安は、発電出力容量50kwで1,200万円から1,700万円ほど。
【農林水産省からの指針概要】
1⃣ 発電設備の下の農地が、確実に継続されること
▫営農が行われていること
▫品質に著しい劣化が生じてないこと
▫収穫量が著しく減少していないこと
2⃣ 農作物の生育に適した日照量を保つための設置であること
3⃣ 効率的な農業機械等の利用が可能な高さ(最低地上高2m以上)であること
4⃣ 周辺の家の効率的な利用に支障がない位置に設置されていること
5⃣ 簡単な構造で容易に撤去できる支柱であること
6⃣ 設備を撤去するのに必要な資金や信用があること
ソーラーシェアリングは、年々関心が高まっている取り組みである。令和2年3月末の累計許可件数は、2,653件に上る。
ソーラーシェアリングの普及率は右肩上がりに上昇していることがわかる。
しかし、日本全体の農家数から見るとまだまだ普及率は高くない。農林水産省が5年ごとに行っている調査によると、令和2年の農業経営体数は全国で1,076,000件。